頑張って作ったのに! と思う前に・・・

最近

どこに食事に連れて行っても

あまりおいしい

と言わない私の母

 

フーチバージューシー(よもぎ入雑炊)

なら食べるだろうと

 

頑張って作りましたよ。

深鍋でお米から。

 

ちょっと硬めのお粥状態になったところで

刻んだよもぎを入れ

旨味をつけるために

シーチキンと豚肉を少量

そして

麦みそ。

 

んっ?

薄い。

 

八丁味噌を足して

どうだ!

 

うん

深みはでたけど

まだコクがない。

 

そうだ

豚肉を茹でたときに出た

ラード(鍋の中で冷めて白く浮かんでいた)

を入れてみよう。

 

これで

どうだ!

 

うん

うまい!

昔懐かしフーチバージューシーだ。

ちょっととろみに欠けるけど・・・

妹や姪に食べてもらったところ

「おいし〜い」

 

そして

本命の母に。

 

ところが

どうしたことか

二口三口食べて終わり。

 

「味が濃いなら 卵入れる?」と私

「卵はいらない」と母

「味が薄いなら、お味噌足す?」と私

「いらない。お腹が空いてない」と母

 

えっ?

今食べるって言うから出したんだけど

 

でもって

ひらめの甘辛焼きや

お砂糖たっぷりの田芋(ターンム)田楽は

「おいしい」と言って全部食べました。

 

そうでした。

92歳の母は

なぜか、相当な甘党になっていたんです。

 

なんでもかんでも

あま〜く味つけしないと

「おいしい」と感じない味覚になっていたんです。

 

母は施設にいますが、

よく一緒に外食をしているのに

この味覚の変化を

あまり気にしていませんでした。

 

 

人って(私ですが)

見ているようで

知っているようで

 

見てないし

知ろうとしていないんだなと思いました。

 

今日は、

母のために

母に「おいしい」 と言ってもらおうと

よーく見てたから、気がついたんです。

 

人と関わるって

「この人、何考えてるのかな?」

「この人、どんなモノが好きなのかな?」

「この人の趣味は?」

とか

その人のことを気にしないと

 

きっと

その人のことを何もわからないまま

ただ一緒にいるだけになってしまうんだろうな

 

私って

そんな人付き合いが多いかもしれない

 

今日は

母に

いろんなことを気づかせてもらいました。

 

さあ

もっと

人に気をつけながら?

関心をもって?

関わることにしよう!

と決意した

5月5日こどもの日でした。