人身事故 スマホで撮影

「JR新宿駅で起きた

人身事故(10月2日)。

 

救出作業のために

現場を覆っていた

ブルーシートの内側に

 

スマートフォンを

差し込んで

 

撮影しようとする

利用客が複数いた」

 

との記事を目にしました。

 

JR側は

「お客様のモラルに問います。

スマホでの撮影は

ご遠慮ください」

と繰り返し放送したそうです。

 

 

つい最近

会社の近所で

家事があり、

建物が全焼しました。

 

 

道路側が会社で

奥が住宅になっているのですが

 

火の勢いがすごく

家族は

何も持ち出せず

着の身着のまま

建物の外にでたそうです。

 

幸い怪我人はなく

全員無事とのこと。

 

 

火事は朝の5時頃あったようです。

 

火事発生の朝

出勤途中の

うちの社員たちは

何があったかわからない

大渋滞に巻き込まれ

 

会社が近づくに連れ

見えてくる

黒々と立ち上がる煙に

 

 

「うちの会社が火事だ」

と思い

とても怖かったそうです。

 

きっと

運転する手は

震えていたことと思います。

 

みんな社について口々に

「絶対にうちの会社だと思った」

と言っていたそうです。

 

 

私はその日

出張先の久米島で

火事のことを知りました。

 

夕方5時頃社につき

急ぎ

火事の現場に行きました。

 

事務所玄関前にある

軽自動車が黒焦げで

窓ガラスは割れ

グニャっとなっていました。

 

スマホで写メろうと思ったのですが

とてもとても

写メれません。

 

S社さんのこれからを

想うと

気の毒で気の毒で

胸が痛くなり写メれませんでした。

 

 

 

火事のあったS社さんとは

お取引も面識もありませんが、

 

ご近所です。

 

火事現場の隣は

知り合いのM社だったので

そこによって火事の時の様子と

S社さんの安否をお聞きしました。

 

 

M社のM専務と

一緒に

すぐに

商工会や近隣企業に

義援金を呼びかけようと

動きました。

 

 

私も

この火事が遠くで起こっていて

たまたま通りがかったら

火事に遭遇した。

 

という状況だったら

写メっていたと思います。

 

でも

とても他人事だとは思えず

火事現場では

心臓もドックンドックン

足もガクガクしました。

 

 

新聞記事に載っていた

人身事故をスマホで撮ろうとした

人たちの動きには

自分とは関係ない人の出来事で

 

死体を見るのは怖いとか

可哀想というより

 

話すネタになる

もしかしたらカネになる

というような最悪なものだったと思います。

 

 

 

JR側の

「お客様のモラルに問います。

スマホでの撮影は

ご遠慮ください」

 

というアナウンスに

周りにいた人も含めて

みんなどう思ったのか

聞いてみたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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