老婆(ローマ)は一日にしてならず

沖縄県中小企業家同友会に所属しています。

先だって大先輩のHさんを囲んだ懇話会がありました。

 

「25歳の時に真っ赤なワンピースを着て、沖縄に嫁にきた」

というHさんは沖縄在住50年になるそうです。

 

絵を描き(本格的)、

歌を歌い(幼少より合唱団で歌っていた)、

アクセサリーを作り(売れるほどのモノ)

本を書き(印税が入る)

他にも多種多様なことができ、趣味の域を超えています。

 

でもでも

もっと驚くのは、その博学さ

とにかく広く深い知識の量に圧倒されます。

 

「沖縄の文化はおもしろい」

「言葉を調べるだけでも、

この地が大昔から世界の交易地であったことがわかるよ」

「沖縄の音楽も面白いけど、言葉もおもしろいよ」

 

「あんたたち、”にーびち” って知ってるねー」

と聞かれ誰も答えられなかった。

「”にーびち” って”根引き”って書くんだよ」

結婚を迫られた女性が、結婚を拒んで木にしがみついているのを

どうしても結婚したいと思っている男性が気の根っこごと

引き抜いた という伝説から 根引き がにーびちになった

そうです。

インターネットで調べてみると

確かにそう書いていました。

 

まあ、うちなーんちゅの私は

何を聞いても新鮮で「へー、そうなんですか」

とおもしろおかしくうなずくばかり。

 

あまりにすごいので

「Hさんてほんとすごいですね」

と言うと

「『老婆(ローマ)は一日にしてならず』 さ」

という格言がとびだして、大笑い。

私もいつかHさんのように

「老婆は一日にしてならず」と言えるようになります!